アダム徳永の女神覚醒アカデミー

エヴァセルフラブ秘儀レポート

女性が女神として覚醒に至る秘儀のレポートです。

金田理恵さん(仮名)/ 53

0日目
21間の秘儀を開始する前なので、秘儀0日目とします。
楽しかった昨夜の自主講座。終わりのミーティングで秘儀の話になった。Yさんが指や身体で具体的なエヴァベーションのやり方を教えてくれた。それが良いきっかけとなり、翌朝、目が覚めてまどろむベッドの上でやってみようと思った。アダムオイルを指先につけ、ジョイパールをタッチした。私のジョイパールは小さく、強い刺激に弱い。そっと、優しく、触れるか、触れないか。そのじらした感じが心地よい。そうされると膣がキュッ、キュッと締まり、膣も快感を求め始める。

私はジョイパールの皮をむいて触ったことがなかった。そもそもジョイパールもなにもわからずに幼い頃から、股間の快感を貪っていた。ジョイパールのあたりの盛り上がった皮膚の部分をギューッと両手の中指を押し付け、力を入れ、脚をまっすぐピーンと伸ばして、力を入れ、その快感が爆発してスッキリするまでそれを行った。小学校に上がるまでは、結構頻繁にやっていたと思う。

「ジョイパールを刺激するときには、皮をむき。。。」アダムさんの本でもその他の文献でも読んだことはあった。でも、私はジョイパールへの強い刺激が好きではないので、試したいとは思わなかった。超敏感な部分。その方法は、自分には強すぎると思っていた。やはり、本やネットだけでなく、直接の指導や仲間がいることは大事だと思った。新しいことを学び、試し、進歩する速度が速くなる。

初めて、ジョイパールにアダムオイルを使ってあげた。それまでのアダムオイルは、男性器のためのものであった。アダムオイルをつけた中指の指先でジョイパールに触れる。そんなに気持ちが良いとは思わないが、上下にさすり始めた。昨日、両手を股間にあて、やり方を教えてくれたYさん。ダッチワイフの模型。自分の経験を、股間に手を当てながら話す。そのときの光景が目の前にありありと浮かんでいておかしかった。

ジョイパールを指で上下にさすることを続ける。そっと触らないと、気持ち良くない。やがて私はジョイパールの周辺やその周りの大唇陰の盛り上がり、ひだの間などをとおり、ぐるり、ぐるり、と右回りに円を描くようになぞっていった。これは気持ちいい。膣口とその奥が、ぎゅっ、ぎゅっと収縮しはじめる。このままジョイパールの周辺をいっぺんにぎゅーっと押さえるとイケるかもしれない。でも私は脚を開いてオーガズムを得たことがない。行くときは、脚をピンと伸ばし、恥丘のあたりにギューっと力を入れる。

ジョイパールスに指が戻った。皮をむいて、そっと。私のジョイパールは小さい。かつて、婦人科の医師にそう言われたし、ネットでみたセクシー女優さんのそれよりも小さかった。小さなジョイパール。小さくて恥ずかしがり屋の私。この言葉が思い浮かんだとき、目の奥が熱くなり、涙がこみあげてくる感じがした。小さくて恥ずかしがり屋の私。私は小さくて弱いままなのに、外側だけを固めて、厚くしてきた。外側だけ厚くしてきたが、中の私は小さくて恥ずかしがり屋のまま。恥ずかしがり屋の私。そう思うと目の奥が熱くなる。

小学校にあがる前のおかっぱ風に髪を切りそれられた、かわいい自分。家の玄関で遊んでいた。あの頃は髪の毛サラサラできれいで、すなおで、ありのままの自分だった。その自分の映像をみていた。玄関の扉の取っ手をつかみ、ドアの板を両脚でつかむ格好でぶら下がり、右に左に揺れていた自分。そのままでいいんだよ。その言葉が思い浮かんだとき、目の奥に溜まっていた熱い液体が目から溢れだした。そのままでいいんだよ。ああ、Yさんが言ったとおりだ。私は泣いている。私は泣いている。しくしくと、涙が溢れ出てくる。そのままでいいんだよ。そのうち小さな私のジョイパールが、かすかな光を放ち始めた。うすく、ちいさく、光始めた。白っぽい。ダイヤモンドのような光。きれい。きれいな私。小さくて恥ずかしがり屋できれいな私。涙が、出てくる、出てくる。止まらない。そのままでいいんだよ。ああ、これは記録して報告しなくては。どこかで客観的に見ている自分がいる。今日はイカなくていい。そう思い浮かんだ。肉体への刺激よりもジョイパールの小さな光に意識がむく。今日はイカなくていい。昨日、Yさんが言っていたじゃない。私は子宮あたりになんとなく残る物足りなさを残したまま、指を止めた。涙が溢れ続けて、止まらない。草原にヨーロッパの草原のような夕方か、午前中のような淡い太陽の光が降り注ぐ。草原。草原の花畑の中に一人。少女。不思議の国のアリスのような髪はストレートのセミロング。薄い茶色かかった金髪。花を摘んでいるのか。小さくて美しい純真な少女。私は彼女を見ながら、泣いている。小さくて美しく純真な少女。ああ、この後、彼女に何が起こるというの?私は怖くなった。流れていた涙が、嗚咽に代わった。大声で泣きたくなった。怖い・・・。何が起こるのか嗚咽と涙が続き、私はもうやめようと思った。少しずつ、自分を落ち着かせる。ビジョンはそのまま見えている。草原の中の少女。その光景を見ながら考える。何が起こるの?男に犯される?魔女狩り?嫉妬???だから私は女の嫉妬がきらいなの?光るジョイパール。恥ずかしがり屋の私。美しく純真な草原の中の少女。私の涙は次第に渇き、このことを書き留めるためにベッドから身を起こした。

1日目
講座の後、東京に2泊して自宅に帰ってきた。帰宅したのは0時前。疲れている。しかし、同期の仲間は既に21日間の秘儀を始めているはず。秘儀だけでもしようと、お風呂のあとリビングのソファの上で背もたれに寄りかかり寝そべった。呼吸を整え、講座で習ったように光を放ち、トーラスの光で全身を整える意識を作る。アダムオイルを指先につけ、ジョイパールにそっと触れる。ハイジニーナにしてから、自分の股間がかわいく感じる。ビキニラインを整えるのが面倒になり、思い切って3年前にハイジニーナにした。子供っぽくなってしまった。ヘアがあるほうがセクシーだったと思う。ヘアがあるほうが好みだという男性は、日本人には多いのではないだろうか。

後で知ったのだが、毛根は皮膚が垂れるのを防ぐ役割があるらしい。年をとると睾丸も女性の恥丘から性器にかけての皮膚も、水分や弾力を失い、垂れていく。それにヘアがなければ、垂れた皮膚を隠す術もない。だが、あとの祭りだ。まだ脱毛していない人には、前の部分のヘアだけは残すことを勧める。ハイジニーナにすると、皮膚があらわになる分、触れられる面積が増える。これは、気持ちよさを増幅する。性器の周りの皮膚が滑らかで、触っている指先のほうも気持ちいい。

ジョイパールを中心に、性器をぐるりぐるりと触っていくうちに、快感が高まる。ジョイパールを中心に力を入れていき、脚をピンと伸ばして、、、オーガズムを迎えた。あぁ、気持ちいい。軽めのオーガズムだったけど。まずは、一日目の秘儀ができて安心した。

2日目 

明日の午前中、とある講演会を聴講するため、講演会が開催されるホテルに宿泊することにした。4時前にチェックインし、まずはプールに。寒くて泳ぐことはできない。ジャグジーでしばらく身体をほぐす。大浴場に入る。サウナと冷水風呂を繰り返すのが好きだ。湯につかり、気光天をやってみる。我は神なり。我は神なりを繰り返す。そのうちに、我は雷、になってきたので、英語に変える。I am the God.I am the Goddess.なんとなく、そんな気にもなってきたかなぁ。お風呂でさっぱりしてよい気分だ。

夜の予定を終え、ホテルの部屋に一人戻る。新しいホテルで設備は最新式。部屋も広く、ベッドは2台ある。ホテルに用意してもらったDVDプレーヤーでアダム先生のDVDを観る。途中ウトウトしてしまったが、DVD1枚分を見終えて、秘儀に入る。部屋の明かりを暗くする。アダムパウダーを使ってアダムタッチ。やはりホテルの部屋はいい。集中できる。すぐにジョイフラワーのまわりに快感が集まってくる。アダムオイルを使い、性器を愛撫する。講座で習ったように、うつぶせになり枕を抱きながら、ジョイパールに指を添えたまま、腰を振ってみる。気持ちいい。

これは、子供の頃や若い頃、誰にも教わることなくやってきた自分のマスターベーションの方法の一つだ。やや硬めの枕の角を股に挟んで力を入れていた。仰向けにもどり、絶頂を迎える。体位も声も気にすることなく、思う存分にマスターベーションできる。環境は最高だ。快感と眠気に襲われ、ベッドのなかにもぐりこむ。レポートは後で書こう。すぐに眠りに落ちた。

ベッドの布団の下で、左向きに横になっていた。眠りながら、特に脚に、多くの汗をかいていることに気づく。無意識に左向きの身体を仰向けに変える。まっすぐ脚を伸ばし、両腕をまっすぐ両脇に開いた。その瞬間、4文字の言葉が浮かんだ。はりつけ。私は、恐怖でハッと目を覚ました。時計は午前3時を指していた。

3日目 
今日は仕事を定時で切り上げて帰宅。夫は外で食事を済ませていたため、晩御飯は自分一人で軽く済ませるだけで良かった。その間、初めて同期のみんなのレポートに目を通した。レポートを提出している中でかなりの人が、ビジョンを見ているようだ。私は秘儀0日目のビジョンから、その先をあまり見たくないという気持ちがある。

バスタオルをソファにひき、全裸になった。アダムパウダーをうすく身体に伸ばす。香を嗅ぎながら、呼吸を整える。そして、光。トーラス。アダムタッチを始める。アダムタッチをするだけで、触っていないのに性器が何かを感じる。アダムタッチと性器が連動し始めたのか。アダムタッチの先に続く快感を性器が連想しているのか。自分の中でだんだん盛り上がり、小さなソファが窮屈に感じる。床に置いたヨガマットの上にバスタオルを敷き、その上に移動した。そこには全身が映る鏡がある。Yさんが、性器の前に鏡を置いて、自分のクリトリスを見るように、と言っていたのを思い出す。疲れていた私は、小さな鏡を用意するのが面倒に感じた。薄暗がりの中で全身鏡に映る自分の身体。輪郭ぐらいしか見えないが、今日はこれだけでいいや。

アダムタッチを続ける。興奮できるかなと思い、四つん這いになってみた。ぶら下がる乳房が目に入る。小ぶりな乳房がずっとコンプレックスだったな、そんなことを思い出した。床に寝そべる。脚を宙に浮かせ、アダムタッチで指を脚に這わせる。性器を触りたくなってきた。アダムオイルをジョイパールに垂らす。そして、中指の腹でそっと触り始める。気持ちよくなり、膣がキュッキュッと締まる。セックスしたいな。膣にペニスを入れたいな。そんなことを考えながら、横になり、目をつむり、ジョイパールを中心に気持ちよさを貪る。背中を床につけ、脚は宙でくの字のように曲げて、股間を触る。だんだん、ジョイパールのほうに力が入り始める。脚にも力を入れ、イクための力を入れる。今日は、脚ピンしないでイケるかも?!しばし、脚を曲げたままでイケるように頑張ってみる。

やっぱりだめだ。諦めて、脚を伸ばして力む。気持ちよくて、声が漏れ始めた。きた、波がきた。気持ちいい。声が漏れる。イク瞬間に、思わず声が大きく出た。ああ、気持ちいい。「気持ちいい」何度か、声に出して繰り返す。オーガズムを迎えたあとも余韻も楽しんでいる。間に、もう一度、イキたくなった。二度目のオーガズムはすぐにきた。ああ、気持ちいい。目をつむったまま、力を抜いて横になった。気持ちいい。脚を曲げたままではイケなかったけど、いつもオモチャを使ってオーガズムを得ていたのに指でイケるようになったのは進歩だ。今日は、今日のうちにレポートを書いてしまおう。立ち上がり、明かりをつけた。

4日目
昨日はとても疲れていた。朝から頭がボーっとし、思考が働かない。職場でも難しい仕事は、結局、手を付けられず、先延ばしにした。そのまま寝てしまった。だから、今回の秘儀は翌日の朝。手短に。まだ疲れの残る身体。眠い。呼吸、アダムタッチからジョイパールへの愛撫へ。日常の様々なことが頭に浮かぶ。「~したい」という思いはエゴなのか?思い浮かぶ様々なことのなかで、印象に残った私の問い。アダム先生のしゅくしゅくとジョイパールを愛撫するってどんな感じなんだろう。30分もできるのだろうか。秘儀0回目のときに出てきた草原の中の少女の風景。それを考えるとすぐに光景が頭の中に思い浮かぶ。でもその先を知りたいとは思わない。どつかれ、押しつぶされ、蹂躙され、、、そんな言葉が出てくる。そのうち、無になりたい、と思った。

軽くオーガズム。気持ちいい。そのまま身体の力を抜き、リラックスしているのか、瞑想しているのか、眠っているのか、わからない状態になった。みんなの声が頭の中に響く。あ、トーラスするのを忘れた、とその時に思い出し、自分の身体を中心にトーラスを頭の中で描いてみた。ふと、出かける時間が気になり、ベッドから起き上がった。

5日目
今日は午後、運動したあと温泉に行き、サウナ、冷水風呂、あかすりに続いてオイルマッサージを受けてきた。昨日に比べてかなり身体が軽くなり、気分も良くなった。夫はお酒が入り、リビングルームで寝てしまったので、寝室を一人占め。リラックスできる。講座のテキストに目をとおし、復習。アダム先生の本、スローセックス男を虜にする教科書を最初から読んでいく。ペニスの模型で手技を練習し、フェラチオも真似してみた。早く実際に試してみたい。既に時間は午前1時を過ぎていたが、秘儀をしなくては。

アダムパウダーを全身に薄くのばす。丁寧にアダムタッチをおこなう。うっすらと身体を覆うムダ毛。これは剃ったほうがさらにタッチが良くなるだろう。ムードを高めるために、アダム先生のスローセックスのための音楽をかける。背中など手の届かないところ以外、両手を使って全身にアダムタッチする。ジョイパールにオイルをたらし、少しずつ愛撫を始め、気が付いたら、いつもより早く力を入れて、オーガズムを迎えた。いつもの脚ピンだ。

音楽はムードは出るが、歌詞などに意識が引っ張られて、色々考えてしまうので、無音がよいのかも。時計を見たら、午前3時。そのまま寝た。翌朝、Facebookで誰かがBGMについて質問していた。Yさんの答えは「音楽なしで」とあった。タイムリーな質問と回答だった。

6日目 
今日は午前中に秘儀のレポートをまとめるつもりだったが、家事などに追われてできなかった。午後は、ランチの後、少し休憩しようと横になったら、夕方まで寝てしまった。疲れが溜まっていた。やりたかったことが、ほぼ何もできなかったが、睡眠が必要だったのだろう。夕食、お風呂を終え、一人の時間。午前0時を過ぎていた。秘儀を始めた。

気光天を始めるとすぐに意識は宇宙から青い地球を眺めていた。顔の左側の近くに、別の存在の顔を感じた。右側のこめかみがジンジンする。瞑想をしたり、なんとなく霊的な存在を近くに感じるとむかしから、右側のこめかみだけがジンジンするのだ。10回ほど気光天を繰り返しただろうか。アダムパウダーを身体にのせ、パームタッチ。それからアダムタッチ。

両手を使い、セクシーな気分で。特に体の内側、裏側が気持ちよい。足の裏も気持ちがいい。ジョイパールにアダムオイルをつける。少しずつ、愛撫する。小さな私のジョイパール。小さくて恥ずかしがり屋の少女。こんな少女が、はたしていつか大人の女になれるのかしら。少女は、まだ眠っていたいのに無理に起こされたような気持ちでいる。それでもジョイパールへの愛撫を続ける。もっと愛してほしかった。言葉が浮かぶ。もっと愛してほしかった。20代のときに好きだった男の顔が現れる。顔だけが現れた。両親が浮かぶ。共働きの彼らは自分たちのことで忙しかった。今日の言葉を受け取った。そう感じた。もう、イっていい。オーガズムに向けて、身体の快感に集中する。ジョイパールをむいていた。左手を離し、他の部分を触る。興奮を高め、尻をつかみ、胸を揉む。乳房への愛撫。誰か手伝ってくれたらいいのに。

興奮は高まり、快感も強くなる。声が出る。気持ちいいっ。声を上げながら、オーガズムを迎えた。性器をぐっと押さえながら余韻を貪る。身体は左向きにぐったり横たわり、動けない。まるでステージの上に横たわり、上からスポットライトを浴びているような感覚があった。もっと愛してほしかった。彼女の不安な気持ちを思うとお腹のあたりがうずく。安心を与えてあげて。そう思ったら、泣きたくなってきた。

7日目 
今日も一日中、眠気との闘いだった。昨夜は秘儀を終えると午前1時半だった。午前0時を過ぎて就寝すると、翌日頭が働かない。家で夫と暮らしながら、秘儀の時間を捻出するのは少々大変だ。子供を育てている同期のみんなは一体どうしているのだろうか。今日の秘儀。お風呂から上がって、休憩と思って座ったら、2回も寝落ちしてしまった。夜11時半、ようやく秘儀に取り掛かる。寝室の隣の小部屋。照明を落とし、呼吸法から。

今晩は集中しにくい。しばらくすると隣の寝室のドアが開く音がした。急いで服を着る。私がいる部屋のドアが開いた。「なにしているの?」夫が入ってきた。「瞑想だよ」「そうか、わかった、ごめんね」といって、夫は扉を閉めた。私は扉に鍵をかけ、再び脱衣する。今日は、簡単に済ませてしまおう。そう思い、重い身体にアダムパウダーを広げ、アダムタッチ。アダムオイルを指でとり、ジョイパールへ。軽めのオーガズム。今日はこれでよしとしよう。

8日目 
今日はいつもより早い時間に秘儀が始められる。官能の世界にたっぷり浸ろう。部屋を暗くし、呼吸法から始める。第7チャクラ、ルビーのような明るい赤色が光る。オレンジ、黄色、緑、青とひとつずつ、灯りをともす。第一チャクラは、まるでガラスでできた蓮の花が頭頂に浮かび、そこから天へ向かって光の柱が伸びた。身体を覆う黄金の光。光の中に、小さな踊り子たち、タイ王国の金色の衣装をまとったような小さな踊り子たちが、線香花火のように光を放ちながら私の身体の周りのトーラス光の中で踊っている。

そのうち、鐘の音が聞こえてくる。アジアか、それともヨーロッパか。アジアだ。チベットのようなイメージ。場所は定かでない。マントラ?念仏?何と呼ぶのかわからないが、大勢の読経のような声が響く。若い、というか子供のような袈裟をきた坊主たちが、両手を合わせ拝むように、私の正面に立ってお辞儀するのを見下ろす。私は年を取り、ある程度の尊敬を払われる地位にいるようだ。しかし権力は持たない。一人で仏像作りに没頭しているような孤独な作業者だ。

鐘の音が聞こえる。今度はヨーロッパだ。私はシスターのような恰好をして、石造りの塔の上の窓から明るい日差しの差す外を見下ろす。石造りの塔なのか、教会なのか。その中の生活は味気なく、つまらない。私の手は、老婆のようにしわくちゃにも若い女の手のようにも見える。長い年月、そこで生活していたのだろう。心は、ほぼ無だ。喜びなんてない。神の近くにいても、心は埋まらない。今度はアフリカ?いや、違う。どこかわからない。子供たちが走りながら笑っている。いや、笑いながら走り回っている。私にもこんな幸せがあったのだと思った。

そろそろ官能の世界を味わおう。アダムパウダーで全身をパームタッチ。それからのアダムタッチ。左手のアダムタッチも気持ちいい。施術で左手が使えないなんてもったいないなと思う。私の左手はこんなに気持ちがいいのに。パームタッチのとき、右手と左手とで身体の部位をはさむと最高に気持ちいいし、官能が高まる。今日の仲間との楽しかったやりとりを思い出す。フェイスブックの投稿、メッセンジャー、ライン。赤裸々に秘儀やセックスに関することを語るのは愉快だ。

ジョイパールへの指による刺激に合わせて、腰を振ってみる。これは気持ちいい。官能も高まる。快感を貪りつつ、オーガズムを迎える。身体を横たえ、休みながら、刺激を与え、軽いオーガズムを4,5回。イクときに気を松果体に持っていくんですよ、そんなようなことを言っているアダム先生の声と姿を感じた。いつも忘れてできていない。それ、やらなきゃ。もっと強くイキたいと思った。脚と下腹に力を入れ、強く摩擦する。官能の波が高まり、声をあげながらオーガズムを迎えた。でも、気を松果体に上げるのはよくわからなかった。ま、そのうちね。しばらく、横たわり、気持ちよさの余韻を楽しんだ。このまま寝落ちしたーい。

9日目
さあ、秘儀を始めよう。呼吸に意識をやると直ぐに両手の内側が熱くなってくる。ルートチャクラの赤い光が今日は大きく力強く感じる。その上のチャクラを少しずつ開こうと思ったのに、スルスルと頭頂まで光が灯っていき、光の柱を上に伸ばした。おっと、グラウンディングを忘れていた。気が付いて、下に光の柱を伸ばした。そしてトーラス。光の環の中に昨日と同じダンサーたち。今日はミニサイズで踊っている。昨日表れた暗いチベットの寺院で、流れているような読経が流れてきたので、打ち消した。今日は明るいものがいい。

女神たちがいい。そう思ったら、実は昨日も現れたのだが、ヴォッテイチェリのヴィーナスの誕生の絵画が浮かんだ。泡から生まれたヴィーナスが両手を左右にひろげ、上下に揺らして踊っている。軽く明るいイメージ。他の女神たちは?まぶしく輝く光の空間のなかに、聖母マリア、マグラダラのマリア、アマテラスの大御神。自分の知っている神様を想像してみる。日本の神様は良く知らないし、ご縁を感じたことがない。呼吸法で下腹に気を集めることを意識すると、なんとなく、膣のあたりがうずく感じがした。膣をキュッ、キュッと締めたくなる。アダムタッチをしたくなる。胡坐をかいて手をのせていた膝小僧から、太もも、そして膝の下から足。太ももの目に見えないほどの産毛がアダムタッチには邪魔だと思った。

お腹を通ってうで、肩、首、顔、髪の毛。そしてお腹に戻る。お腹にたまった憎き脂肪をつかみ、この脂肪が邪魔だと強く思った。若いころはいくら食べてもお腹はぺったんこだったのに!それに、20代の頃と比べて、明らかに性欲も感度も低下している。肌を触られたらもっと感じていたはずなのに。肌の感覚も、乳首の感覚も鈍くなっている。肌をもっと愛撫したくなり、パームタッチに移行する。順番は逆だが、いいじゃない。すべすべの身体の表面と両手の平との摩擦。男性に触ってもらっているところを想像する。「りえ、愛しているよ」。20代のころに好きだった男の声だ。よく言われていたセリフが耳に響く。

パームタッチは下半身から上半身に移る。さっきお風呂で寝落ちしたせいか、やたら喉が渇く。口の中を潤すために、舌を口の中で回す。そんなことをしているうちに、舌で唇の感触を味わい始めた。男とキスをしているところを想像する。今のセックスパートナーとのディープキス。彼の唇、彼の舌。互いの唇と舌を絡めあう、その感触。

膣のあたりがうずいてきた。アダムオイルをつけ、ジョイパールを愛撫する。ん?ん?ジョイパールが探せない。指を動かしてジョイパールを探す。まさぐっていた部分の少し下にそれはあった。いつもより、ふっくらして、固め?これが「クリトリスが勃起している」と言われる現象なのか。脚を広げて愛撫を続けているうちに、気持ちよくなってきた。今日は、脚を広げたままでイケるかも!?オーガズムを狙って、愛撫を強め、ジョイパールのあたりに力を入れる。やっぱり、ダメだ。脚を伸ばさないとイケないみたいだ。軽く、イッた。ものたりないので、愛撫を続けてまた軽くイッた。が、ものたりない。膣のあたりがうずく。ここにペニスを入れたい、セックスしたいと思った。もっと、もっと、と口に出し、興奮を高め、愛撫を続ける。さらに2回ぐらい、軽いオーガズムを味わう。下腹に力を入れて、もっと大きなオーガズムを求める。オーガズムは来たが、求めていたほど大きなものではなかった。物足りなさを残したまま、秘儀を終えた。

10日目 
今晩の秘儀。色々と空想しないで、無になりたいと思った。部屋の灯りを落とす。呼吸法から始める。呼吸法を始めるとすぐに手のひらの内側が熱くなってくる。光の柱を地中と天に伸ばし、光を放ち、身体はトーラスの光に包まれる。なんとなく雑念が流れてくるが、無になろうとする。眠たい。今日は早めに終えようと思い、仰向けになり、アダムパウダーをお腹にのばし、パームタッチ。ここまでしか記憶がない。身体が冷えて目が覚めた。寝落ちしていた。明後日から東京なのに、風邪をひいているひまなんてない。そう思いつつ、寝室に向かった。

11日目 
朝風呂に入り、身体を清めた。テキストを読んでいき、復習をする。秘儀のときにパームタッチは必要ではないことに気づく。他にも我流になっていたことがあったはず。テキストのやり方を頭に入れ、呼吸から始める。右のこめかみがうずく。無になろうとするが、講座の最中に見たビジョンがすぐに表れる。彼女たちに取り囲まれていることを感じる。彼女たちからのサポートを感じる。

ドーンという地響きとともに光を下におろし、グラウンディング。トーラスの光、ビッグバン、光の玉。満を持して光の柱を頭頂から差し向けるとき、白く半透明の龍がのぼっていった。トーラス、光、身体を包む黄金の光。私の左手前からヨチヨチと幼子が歩いてきた。私は彼女を両手で抱え持ちあげた。左の前腕で彼女のお尻を支え、抱きかかえる。彼女は私の左肩に頭をのせて全体重をのせて寄りかかる。私は彼女をいとおしく思い、右手で彼女の背中、後ろ頭、ほほを撫で、私の左頬を彼女の右側の顔にこすりつける。左腕と左手に抱えた彼女がそのうち、すーっと私の身体の中に入ってきた。私の身体の中に消えたかと思うと、彼女は私の子宮の中に胎児のように丸まって横たわった。そして、また消えていった。彼女は私の中に、私は、宇宙の中に、神様のなかにいることを感じる。

自分を愛する。そんな言葉が浮かんでくる。白い龍が2匹となり、頭上でクルクルと円を描きながら回っている。自分を愛する。アダムタッチを始める。アダムポイントを意識し、身体全体をなぞっていく。瞼の上にアダムタッチがきたとき、目が良くなりますように、と願いながらエネルギーを送った。

秘儀。すぐにオーガズムにたどり着けることはわかっていた。講座の終わりにアダム先生が性エネルギーをみんなに送っていたとき、途中から部屋に入った私は何も感じなかった。そう思っていたが、あれから2日間、なんとなく、性器のあたりに感じるものがあり、刺激を入れるとすぐにオーガズムに達しそうな感覚があった。それは、まぐあいで残っていた感触なのか、アダム先生の気エネルギーなのか、区別がつかないと思っていたが、今は、私も多少なりともアダム先生の気のエネルギーを受け取ったのではないかと思う。

アダムオイルをジョイパールに落とし、アダムポイントで愛撫する。すぐに軽いオーガズムがきた。2回目、3回目、4回目。軽いのはすぐにくる。もっと、強いオーガズムを求める。彼のペニスが身体に入ってくることを想像すると、すぐに脳内の興奮が高まり、自然と指圧も快感も強くなり、声を発しながら、イッた。呼吸を吸いながら、エネルギーを松果体にもっていくところはまだ、うまくできた気がしない。余韻のまどろみの中で、自分が希望することを願ってみた。

12日目 
昨夜の秘儀。仕事や家事、お風呂を終えるとやはり時間は遅くなる。眠気を払おうと部屋の灯りは明るいままで始めた。今回は、背中をまっすぐにすることを意識して、壁に背中をあてて座った。呼吸、氣光天、、、いつも私を見守っている存在。アダムタッチで気持ち良くなり、ジョイパールの愛撫へ。そろそろ、オーガズムを迎えようと身体を横たえた。ところまでは覚えているのだが、気が付くと、寝落ちしていた。

14日目
今晩は夫が飲みにでかけたので気にせず秘儀ができるのが嬉しい。お風呂の後、ベッドの上で瞑想から始める。気持ちと身体をリラックスさせ氣光天。今までにみたビジョンがちらちらと浮かぶ。白い衣装の女性たちが私とともにいることを感じる。しかし、ねむい。アダムタッチを始める。お腹、太もも、腕、胸。足先をタッチしたいと思い、仰向けに横になる。気が付いたら、寝落ちしていた。2時間ぐらい寝ていたようだ。このまま寝てしまおうかとも思ったが、秘儀をやらなくてはと思い、ジョイパールを愛撫して、軽いオーガズムを迎えた。

15日目
一昨日の夜、琉球ユタだという人にリーディングをしてもらった。私はもともと地球の人ではなく、木星からきたということだった。セッションのなかで、私にたくさん憑いているものを祓ってくださった。肩甲骨周りをほぐされ、背中を2回たたかれたとき、身体が瞬時に軽くなるのがわかった。セッションの後の初めての秘儀に期待をしたが、昨夜の秘儀は普段と変わりがなかった。今日は何か違いがあるだろうか。

今日は午前中に秘儀ができる。家の用事を済ますと昼に近い時間になってしまったが、まだ午前の陽射しだ。シャワーを浴び、髪を乾かす。良い気分になるため、化粧はしなかったが髪はヘアアイロンで整えた。明るい部屋のなかで、衣類を取り、自分の身体を眺めた。理想よりお肉が付きすぎているが、53歳にしてはまぁまぁだろう。しかし、お腹のぜい肉はなんとかしないと。瞑想。今日は、座禅を組みたい気持ちではなかったので、脚を右方向にずらす形で座ってみた。呼吸に集中する。と、すぐにクンダリーニと聞こえる。クニダリーニって何?何ですかと思うや否や、骨盤のあたりを動かしたくなる。座ったまま骨盤をグルグル回したり、左右、前後に動かしたくなる。ダンス?両腕を広げ、手も動かし、上半身全体を身体にまかせて動かす。リズミカルな鈴の音が聞こえる。鈴の音に合わせて、身体と腕をくねくね、少しなまめかしくもある動きで踊りつづける。

第一チャクラのあたりがうずうずしてきた。このまま秘儀に入れそうだったが、氣光天を始める。座禅に組みかえた脚の右膝がまだ鈴の音のリズムを刻んでいる。呼吸に集中し、光の柱を下へ。トーラスの光、光の照射、黄金の光。そして光の柱を空へ。15年くらい前にも瞑想の中で見たことがあるあるビジョンが浮かんできた。アトランティスでは、エネルギー源として使われてきたクリスタル。そのクリスタルでできた宮殿の中。明るい光と薄いピンクがかったクリアな空間。クリスタルの柱のみで壁のみえない空間の中央にクリスタルでできた祭壇。人、一人をその上に横たえることができるサイズの大きな長方形の台がある。クリスタルの柱と祭壇と光だけの空間。他には何もない。私には、ここが合っている、そう思った。人間や自然から遮断された、透き通った空間。その空間にある祭壇を見つめる。人はいないが、感覚をとぎすませば気配はある。ああ、もしかして、あの10人ほどの白い衣装の女性たちは、ここの人だったのか?私も???巫女。巫女?私が?

そのうち、ロシア人のような、白い肌、スタイルの良い背の高い女性。ミスコンに出てくるような美女だ。ブルネットの豊かな長いウェーブのかかった髪で、鋭い目、ボートックスを入れたような分厚くもセクシーで赤い唇をしたその女性が私をじっと見つめる。人形のような、感情のない目。ただ、私を見つめる。彼女の美しい顔。美しくも冷たい目。感情の無い目で私を見つめる。巫女は、映し出すものだから自分自身の感情を持ってはいけない。神様の道具だから、人間と神様をつなぐ媒体だから、自分自身の感情は透明に。彼女の冷たい顔、冷たい目を見ながら、ジョイパールの愛撫に合わせて腰を振り、オーガズムを迎える準備をした。呼吸を意識しなくちゃ。脚を曲げたままなので、強いものではなかったが、肉体の快感に声が出る。オーガズムが来た!呼吸!松果体に上がる感覚は瞬時に起きた。パっと火花がスパークする感じ。これでエネルギーの上げ方は合っているのだろうか。と思いつつ、まどろみの中に落ちていった。

16日目 
昨日、秘儀のレポートを投稿したあと、何度も自分のレポートを読み返しました。何度も、何度も。読みながら、とても悲しい気持ちになります。その悲しみは、なんでしょうか。はっきりとわかりません。神殿にいた私は、神様を愛していなかったのでしょう。神様は、私の女としての自由を奪うもの。その悲しみを例えるとすると、、、。下界の女に愛する男性を奪われた人魚姫の絶望に似ています。そう考えると涙が込み上げてきます。水の泡と消えた人魚姫。彼女の魂は冥界に戻り、絶望の中にいます。正しいことをした。でも、自分の望みは叶わなかった。ただ、それだけのこと。わかっていたことではないか。彼と私とでは、住む世界が違う。海の泡と消える前に見た、最後の光景が脳裏に焼き付いている。

夢を、追った。私は、頑張った。真心を、尽くしました。でも、理屈で心の痛みが安らぐわけではありません。彼は、私を、求めてくれたの。私は、彼を愛しているの。あともう少しだったのに。慰めも、癒しもいらない。彼以外のものはいらない。一人にしておいてください。同じ苦しみを何度も何度も、繰り返している地縛霊のように絶望の中に身をおき、嘆き悲しむ。人魚姫を取り囲む、姉たちの姿は、彼女には見えない。見たくない。癒しもいらない。ただ、そっとしておいてください。いいえ、叶うならば、彼を私にください。涙、涙、涙、震える心。神様、神様、神様。なぜに。私の命を懸けた思いを。言葉にならない。彼女に光は見えない。どうして彼女は下界へ戻ってきたのか。男を取り戻すため?永遠に叶わぬ恋を繰り返し、また絶望を味わうために?涙、涙、涙。与える。何を?私が?そんなの無理。

さあ、眠りにつく前に秘儀だ。昨日の瞑想の導入の続きなのか、服を脱ぎ、全裸となっても瞑想の気分にならない。気分に任せて、身体を揺らし、鏡の前で踊るように動かす。いい加減、始めなきゃと腰を下ろす。昨日と同じように座禅を組む気分にならず、脚を右側に崩して座る。手を股間に当て、瞑想を始める。股間が手のひらの温もりを感じて気持ちいい。じっとしていられず、首を回したり、身体を揺らしたりする。楽しそうな笑い声が聞こえる。男女の入り混じった笑い声だ。思わず私も笑ってしまう。

氣光天に移ろう。天に柱をたてるとき、白龍がまっすぐ宇宙に飛んでいった。そこに、羽衣をまとった天女が一人、右上にいた。赤土の砂漠のような風景、、、。赤土の岩肌に無数の穴赤茶色の絶壁を入口に、岩の中を横に向かって掘られた迷路のような住居、コミュニティ。誰もいない。肉体をもった人間たちはいないが、目に見えない霊体のような存在が、大人も子供もうじゃうじゃいて、賑やかだ。活気を感じる。中東にいるような濃い肌をした人々の雑踏。映画のワンシーンみたいだ。まるで霊体になっても、そのまま生活しているような。いや、彼らはそこにいて、目に見えないだけ?それとも、彼らが生きていたエネルギーが投影された残像?カッパドキア。カッパドキア?あの風景/住居を表す言葉として正しいのだろうか?シャーマン。白髪の散切り頭をした老婆だ。今日は、あのマーメイドを癒そう。老婆の自分がそう思う。老婆の醜い顔が焚火の光に照らされている。祈る。

スポットライトのような光の下にうつし出されたマーメイド。彼女はうつぶせにひれ伏して、泣いているのだろうか。脚は魚の尾ひれに戻り、長くてウェーブのかかった茶色い髪が彼女の上半身から足(ひれ)先までつたう。私は、その髪をアダムタッチのように触るか、触らないかの繊細なタッチでなでる。彼女の悲しみを感じて涙が出てくる。しゃくり上げて泣くときのようにお腹が震える。共に泣き、悲しみに寄り添うことしかできない。彼女の頑なな心は、一晩祈ったくらいで和らぐものではない。涙が頬をつたう。「もう、そっとしておきましょう。」かすかに聞こえた優しい女性の声。誰?お姉さんかしら。

秘儀へと移る。アダムオイルをとり、ジョイパールにつけて優しく愛撫する。私は、マーメイドが王子様に抱かれているところを想像する。二人はお互いの肌を貪るように密着させ、お互いの手はお互いの肌の温もりを、感触をまさぐる。彼女の涙は、徐々に歓喜の涙に変わり、熱い口づけに酔う。強く抱きしめられたその感覚は、夢か現か。僕が探していたのは君だ。やっと会えたね。彼女の下半身は魚なのに、どうやってまぐあうの?夢の中で、彼女は脚を取り戻したの?とりとめのないことを考えているうちに、海水のなかに白いカルピスのようなものが散っていった。マーメイドがご懐妊?なぬ?身ごもった赤子は男の子だと感じた。

軽いオーガズムを感じた後、うつぶせになって刺激を続けた。うつぶせは気持ちいい。快感を求めて脚をまっすぐ伸ばし、これでは脚ピンではないかと思いつつ、2・3度、マイルドなオーガズムを感じた。エネルギーを松果体にもっていくのは、うまくできなかった。

17日目
同期の仲間のレポートを読み、真摯に秘儀に向き合っている姿にとても感心した。私も講座の基本に立ち返り、神と一体であることを意識し、自分を愛することを実践しなければいけないと思った。今日は、ネガティブな感情や妄想にとらわれず、自分を明るいエネルギーの愛で満たす意識をしっかり持とうと思った。神様からの光を遮断する雲。エゴを取り除く努力がこれまで足りなかったと反省した。

呼吸を意識する。これまでに浮かんできたビジョンの切れ端のようなものが次々と出ては消えていった。氣光天。宇宙空間にいるような、そこで目に見えない存在が近くにいるような感覚になる。右のこめかみがジンジンする。アダムタッチを丁寧にやろうと思う。下腹から、手の赴くままに。足の甲も意識してみた。足先から徐々に上に。自分ではなく、お客様に施術しているところを想像しながら、やってみた。腕、肩、顔、髪の毛。髪の毛のタッチはぞくぞくして気持ちいい。第一チャクラに気が溜まったかな、というところで秘儀に移る。アダムオイルをつけて、丁寧に、優しく。身体を横たえたところで睡魔が襲ってきた。早くオーガズムを迎えたくなり、指を早く動かす。マイルドなオーガズムを2度ほど迎えた。しかし、それ以上の大きな波は今夜は諦めた。

18日目 
今日はいつになく心が軽い。それは、理解してくれる人ができたから。私のネガティブで妄想気味なビジョンに共鳴してくれる人がいた!意味を教えてくれる方がいた!しかも、その方たちは美しい。私と同じようにジョイパールが光る経験をした方もエヴァの先輩の中にみつけた。やっぱり、ジョイパールって光るんだ!私の見るビジョンは妄想ではないのかもしれない。そう思うと、とても嬉しくなった。

これまでは、「修行」であった秘儀が、初めて、楽しみな気持ちで始めることができた。自由にビジョンを受け取っていいのだという安心感ができた。秘儀を始める前から、私をサポートする存在たちを近くに感じる。キラキラと細かいガラスのように光るエネルギーを感じる。呼吸に集中して瞑想へ。すぐに右のこめかみがジンジンしてくる。前回の講座の場面。アダム先生が気を注入しくれた2回目のうち、最初のほうにチューニングを合わせる。私はアダム先生を正面に感じ、両手を合わせて正面から先生の氣を受ける。すると、額の真ん中のサードアイがじんじんしてきた。アダム先生に手を合わせながら、お辞儀をした。ありがとうございます。そう言いたくなった。あの部屋の空気に身を浸し、しばらくすると2回目に氣を入れてくださった場面に移る。椅子からすべりおちそうになりながら、氣をうけるYさんのドレス姿。頭をやや後ろに傾けている数人の受講生の後ろ姿。その光景を見ながら、あんぐり口をあける自分。その場の氣を受けて、すぐに秘儀に入れそうな気分であったが、瞑想を続ける。

正面から、白いドレスの美しい女性が現れる。美しく優しそうな顔。優しい雰囲気で私に近づく。彼女は私をハグし、私は彼女にハグを返す。女性の細くて、柔らかな身体。細くて少し乾いたウェーブのかかった髪の毛の感触。私は、ハイヤーセルフに抱かれているような気がする。女神になっていい。分が女神になることを許す。そんなことを感じた。そのうち、聴こえたのは、微笑みという言葉。なるほど、もっと笑顔になれということだな。笑顔を作ることで、心や顔をほぐし、好感度をあげなさいってことね。

氣光天。我は神なり、、、。天に光をのばすと、いつもの地球を見ている光景になる。最初の一回で、それぞれの光が太く強烈で、何回も繰り返す必要がないと感じた。それでも、トーラス、光の放射、黄金の光の玉を3回ぐらい繰り返しただろうか。琉球ユタだという人に、私の魂は木星から来たと、言われたが、もっと遠い星から来た可能性もあるのではないかという考えが浮かんだ。どこだろう。私は地球からどんどん離れていく。そのうち白い光がオーロラのように差してくる。それでも光に向かっていくと、まぶしすぎる白い光に包まれて目が開けられない。肉体の自分は、閉じていた瞼をさらにギューっと締めて閉じる。しばらくそうしていたが、もうそこにいられないと思い、光から離れた。

秘儀に移る。今日はパームタッチからやりたくなった。私はパームタッチで全身をなでるのが結構好きだ。アダムタッチからすぐにジョイパールの愛撫をしたくなった。アダムオイルをつけ、指でやさしくジョイパールをなぞる。座位では、骨盤を立てたほうが気持ちいい。すぐに固く、コリコリしてきた小さな真珠。真珠とはよく言い得たものだ!私は想像の中で真珠を光らせ、愛撫を続けた。座位でマイルドにイク感覚が2回ほどあった。もっと大きなオーガズムを求めて、横になって愛撫を続けた。官能して声が出る。すごく大きな波ではないが、それでも座位よりは大きなイクを何回か味わった。エネルギーを松果体に上げることを意識したけど、うまくできたかどうかはわからない。

19日目 
アダム先生は何も押し付けないし、何も否定しない。全ての出来事や経験や感情は、神がそれを経験したいから。自分を否定することは神を否定すること。ありのままでいい。ネガティブな感情に寄りがちな自分に言い聞かせる。今日は最初からあの女性たちが私の近くにいることを感じる。サポートをお願いしますと心で念じた。湖とその周りに緑を感じる。クリアな空気感。白いドレスの女性たちと一緒に輪になって座っている。一緒に瞑想をする。そのうち、輪の真ん中から光がポンと飛び出してきて、花火のようにどこまでも上に飛んでいった。祈り?何を祈るのか?世界平和?右手に杖をもち、白い長いひげを生やし、足元までの長いローブをきた仙人のような、魔法使いのような年をとった男性。ハリーポッターに出てきそうなやつだ。

彼をみつめるが、彼は何も言わない。何も出てこない。彼は誰だろう。先生?ちょっと面倒臭さを感じる。私は自由でいたいの。あれこれ、指図してほしくない。他人の好ましくない想念。他人が送ってきているのか、それとも私が引き寄せているのか。どちらにしても煩わしい。

10人の女性の輪の中心にある焚き火の火で燃やせばいい。私は、燃やしたい不要なものを思い浮かべた。両手を胸の前で合わせていたが、隣の人と手をつなぐ。すぐに私の両手は熱くなってきたので、手を放して、ひざの上において冷やした。そこからパームで全身を撫でていく。秘儀に移ろうと灯りを消した。横になったとたん、出てきた言葉は、儀式。そんな堅苦しいものは求めてないの、と思ったが、クリスタルの祭壇の上に仰向けになっている気がした。身体に、上方から注ぐ一筋の白い光。なんだろう。横になり、アダムタッチをするが、身体のあちこちに意識が散って集中できない手を止める。手は両脇におろし、身体は触らない。

意識をクリトリスと性器のあたりに集中する。身体には触らず、セックスをしているときのように膣を締めたり緩めたり、性器やお尻まわりの筋肉を動かすだけで、官能し、気持ちよくなってきた。もうイケる。そう思って指をジョイパールに当てた。膣は十分濡れていた。ジョイパールへの少しの圧で、脳は官能し、声が漏れるほどだった。すぐにオーガズムを迎えた。ああ、気持ちいい。抱かれたときのようだ。アダムオイルは使わなかった。

20日目 
自分自身をみつめ、より深く理解した。その延長に神意識、女神意識に通じた人たちもいれば、私のように、まだその境地までは遠いと感じている仲間もいると思う。まだ、始まったばかり。無知であった自分が、ある方向性をみつけて、第一歩を踏み出した。仲間を得て、ともに最初の一歩を踏み出せたことを祝福しよう。

今夜の秘儀。夫が飲みに出かけたので、寝室で落ち着いてできた。すぐにオーガズムにいけそうだったが、昨日の秘儀ではアダムオイルもつけずにイってしまったので、今日は丁寧にジョイパールを愛撫しようとオイルを付ける。皮をむくのも最近は適当になっていた気がするので、今回は丁寧にむくことを意識する。敏感な部分なので、そっと優しく。イキ方がマイルドだったので、うつぶせになって官能を高め愛撫を続けた。2,3回やはりマイルドにイって、眠たくなったので手を止めた。

秘儀の前に、本を読んだので左脳ばかり働いてしまったのではないかと思う。千賀一生さんの「タオコード」という本。老子の教えに暗示的に示された真実のメッセージは、聖なる性。セックスによる陰陽の交わりは宇宙万物との合一を模したものという。究極のエクスタシーは万物、宇宙、神との一体。アダム先生の教えに通じる世界観が描かれている。著者は、中国にある小さな村で、老子の教えを体現している村を、その長老に導かれて訪れる。裸を恥ずかしいと思わない村人たち。自然の中でまぐわう男女は、セックスを通じ自然の精霊と交流している。人間の体は全身が自然とコミュニケートする性感帯なのだそうだ。ああ、Mちゃんが自然の中で感じた大いなる世界だ。この本の中で印象に残った言葉は多くあり、ここでは書ききれないが、瞑想中に、浮かんできた本の場面の一つがある。

小学校で教室に一方向に向って座る文明社会の児童たち。確かにあの村人たちの目から見れば異様な光景だろう。長時間座らされるのは、活発な子供にとっては不自然なこと。成績をつけられ、競わされ、やっかみや嫉妬、欲を育てていく。教育は正しく必要なこととされているが、このようにして、子供らしさ=人間の本質を失わされていく。文明社会の発達とともに、大切なものを失っていき、成れの果てがアトランティスの崩壊なのではなかろうか。

「世の人々が尊ぶ仁義。人としての規律、道徳、倫理などは、人として本来のあり方が失われたがゆえに必要とされるようになったものだ。ゆえにそれらは人類に真に幸福をもたらさない」。仕事で研究倫理を扱っている私に、すごく響いた言葉だ。人間に内在する道徳観・倫理観に訴えても、不正を無くすことに限界があることの理由が、そこにあるのだろう。

21日目
秘儀21日目のフィナーレは、午前に行いたいと思った。朝風呂に入り、準備を整える。色々と雑念が浮かんで、なかなかスタートする気にならなかった。呼吸、氣光天。グラウンディングは地球を通り越してその向こうに行きそうだし、天に伸ばす光も宇宙まで届く。まるでデフォルメされたアニメみたいだった。白い空間。白い階段。その階段を一つ、一つ、3段ほど下った地面に降りると、いつもの女性たちの存在を感じる。それ以上、とくに何もビジョンなど浮かばない。

アダムタッチから秘儀へ。ジョイパールを丁寧に愛撫しようとアダムオイルをつける。仰向けでゆるくオーガズムを迎えた。脚ピンしないようにしようと思っていたが、もっと強いオーガズムを得たいとおもい脚を伸ばした。次第に強く官能しはじめ、最後に大きな波が来た。気持ち良さにしばらく陶酔した。眠気のまどろみの中で、21日間の課題を達成した。安堵の次には、セラピー試験の心配がでてきた。

21日間の秘儀が21回の秘儀になってしまった。それでも秘儀を続けることによって、膣に潤いが戻り、オーガズムにも達しやすくなったのではないかと思う。一日のどこかで、呼吸法や氣光天で心を落ち着かせ、内観することは大事だったと思う。性を通じて神意識と一体となること、自己を愛することについては、まだ緒についたばかりで、これからだと感じている。一人で21日間続けるのは、相当のモチベーションが必要だったと思う。仲間がいたことで頑張れたと思う。みなさま、ありがとうございました。

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